願わくは花のもとにて

謎の病と難病による入院生活の振り返りとその後の生活

病気を乗り越えた人にしか見えない景色を見てほしい

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2月の通院日だった今日

三連休明けで混雑することは予想していたのだけれど

やっぱりすごく混んでいて

午前中の受付にも関わらず、診察が終わった時にはお昼をとっくに過ぎてしまい

会計待ちしていた色んな診療科の患者さんでごった返すロビーで

スマホの待ち受けに表示されたYahoo!ニュース

 

池江璃花子選手の白血病を知らせる文字だった。

 

白血病・・・

 

衝撃的な出来事だった。

池江璃花子さんが

世界的に活躍しているスポーツ選手だからなのか

18歳という若さで、ということなのか

とにかく、第一線で活躍中の選手に降りかかった病

 

あまりにも大きな出来事で

最初はうまく事態がうまくのみ込めなかった。

 

 

白血病と闘う患者の物語

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つい最近読んだ本

最後の医者は桜を見上げて君を想う 】の中に

急性骨髄性白血病になった会社員の物語がある。

池江選手のニュースを知って、その本のことを思い返した。

 

ここからは小説の中のお話し。

 

白血病と診断された会社員は

まだ結婚して間もない男性。

奥さんのお腹には、もうすぐ生まれてくる新しい命が宿っている。

 

任されていた大きなプロジェクトの大切なプレゼン当日に

白血病だと告げられて緊急入院。

 

辛く苦しい抗がん剤治療

髪の毛や眉毛が抜け

吐き気が止まず痩せていくカラダ

 

やっと抗がん剤が終わっても

再発への不安が残る。

完治させるためには骨髄移植が必要。

ただし、その移植が成功するかどうかの保証はない。

そんな骨髄移植(臍帯血移植)を決めるまでの心の葛藤

 

生まれてくる子どものために

ここで死ぬわけにはいかない

と、気力を振り絞って受けた移植

 

移植後の拒絶反応の凄まじさ

 

そして、最後に残した愛する家族への手紙

 

感情が大きく揺さぶられ

本の中の出来事なのに、まるで自分が闘病しているようで

本を読みながら、気力と体力を消耗してしまいました。

 

人生は常に何かの選択に迫られていて

それは

病気を宣告された者にとってはいつも確率との戦い

 

成功率

再発率

生存率

 

そんな数字で表される何かのために

治療法や使用する薬

いつも何かを選択して生きている。

 

どの道を選ぶのが正解だなんてことはなくて

結果はやってみないとわからないことばかり。

 

その中で、生きる希望を見つけていく。

 

願い

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白血病は確かに命に関わる病気ではあるけれど

決して治らない病気ではない。

 

池江選手のここからの闘病生活は

ドラマや小説みたいなきれい事ばかりではないはず。

 

つらいこと、悲しいこと

悔しさや寂しさ

くじけそうになることもあると思う。

 

『頑張って』と

応援してくれるその声が

時に重くなることもあるかもしれない。

 

私たちに出来るのは

ただただ静かに見守ること

彼女がまた元気になることを願うこと

 

その思いが

大きな病に立ち向かう彼女に届くことを願っています。

 

そして

乗り越えた人にしか見えない景色がきっとある

彼女ならその景色を見られると信じています。